現職市長の死去に伴う沖縄市長選(26日投票)が1月19日告示され、玉城デニー沖縄県政を支える立場で立憲民主党前県議の、なかむらみお氏(52)=無所属・新、日本共産党、立民、社民、社大推薦=が立候補し、第一声で「やさしさつながる沖縄市をつくっていこう」と訴えました。自民党前県議の花城大輔氏(53)=無・新、自民、公明推薦=との一騎打ちです。
なかむら氏は、市民所得が県内下位に落ち込む同市の現状を指摘。子育て世帯の多くが経済的困難を抱えていると述べ、「こどものまち推進基金を創設して子どもと家族を支え、保育や教育を充実させていく」と表明しました。
農業、水産業を観光と結び付けて地域の振興を図るほか、高齢者らの孤立を防ぐための施策を紹介。「米兵による女性への暴力を許さず、命と人権を守るため、毅然(きぜん)と声を上げていく」との訴えに、必勝コールが湧き起こりました。
照屋義実副知事が駆けつけ、「なかむら市長誕生のために結集して勝利を」と訴え。同日投票の市議補選(定数1)に挑む高江洲みどり氏は、学校給食費無償化の実現に向け、なかむら氏とともに取り組む決意を述べました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員ら県関係野党国会議員団も参加しました。
一方、花城氏の陣営は、建設業をはじめ多くの企業・団体関係者を動員。花城氏自身は政策について一言も語らず、桑江朝千夫市政の「継承」を繰り返しただけでした。(しんぶん赤旗 2025年1月20日)