米軍新基地建設ノーの闘いが続く沖縄県名護市辺野古で1月1日、新年を祝うとともに基地建設阻止の決意を新たにしようと、「初興し(はちうくしー、沖縄の方言で仕事始めの意)」が行われました。
「ヘリ基地反対協議会」が主催し、米軍キャンプ・シュワブに隣接する辺野古の浜に約250人が集まりました。初日の出を眺めたり、カチャーシー(手踊り)を楽しんだりしながら、「今年も頑張ろう」とエールを交わす人たちの姿がありました。
午前7時30分ごろ、雲の隙間から陽光が出現。浜では歓声が湧き起こり、海上での抗議に取り組む「辺野古ぶるー」メンバーらがカヌーの上から「サンゴを守れ!」の横幕を掲げました。
新基地建設に反対する「オール沖縄会議」の稲嶺進共同代表は干支(えと)の巳(み)になぞらえ、新基地を強行する自公政治からの「脱皮」をはかる1年にしようとあいさつ。日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、「私たちの闘いを子や孫の世代につなぎ、基地のない平和で豊かな沖縄をつくろう」と訴えました。
初めて参加した女性(39)=宜野湾市=は「緊迫感があるゲート前の座り込みとは違って、こんなに平和で前向きに基地反対をアピールするイベントが続けられていることに感動しました。絶対に基地を止めたいという気持ちになりました」と語りました。(しんぶん赤旗 2025年1月3日)