現職市長の死去に伴う来年1月19日告示(26日投票)の沖縄市長選に向け、玉城デニー県政与党の県議で、立憲民主党県連代表の仲村みお氏(52)が12月28日、同市内で会見し、デニー知事を支える立場から立候補すると表明しました。
仲村氏は、今年で市制施行50周年を迎えた沖縄市の歴史にふれ、米軍基地依存経済の脱却などを目標に進めてきた街づくりの原点を継承すると強調。「市民の命とくらしを豊かにする市政をつくっていきたい。一緒に歩みを進めていきましょう」と述べると、集まった支援者から大きな拍手が湧き起こりました。
また仲村氏は、デニー県政が中学生給食費の半額を県が補助する事業を進めていることに言及。無償化のため沖縄市も半額を負担する方向で取り組むとして、「県と連携し実現していく」と語りました。
激励に駆け付けたデニー知事は、市民所得が県内でも最低水準に落ち込む現市政の課題を述べ、県と市が協力して課題解決に取り組む市政へと転換する必要性を指摘。「私も新しい市長誕生のため市民とともに全力で頑張ります」と訴えました。
会見には、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員をはじめ、デニー知事を支える国会議員、地方議員が多数同席しました。
市長選には、デニー知事打倒を狙う自民党などが擁立を決めた、花城大輔県議が出馬を表明。一騎打ちとなる見通しです。
仲村みお氏の略歴 1972年、沖縄市生まれ。2002年から市議2期。現在、県議5期目。(しんぶん赤旗 2024年12月29日)