日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は11月23日、沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に伴い埋め立てに用いる土砂の搬出が新たに強行されている、同県うるま市・宮城島の採石現場を訪れ、調査しました。渡久地修、比嘉瑞己、西銘純恵、瀬長美佐雄各県議、島袋恵祐前県議、金城加奈栄うるま市議らが同行しました。
赤嶺氏らは、採石場前で宮城島在住の大城朝助さん(元党那覇市議)から説明を受けながら、土砂搬出のルートになっている県道10号、一般農道などを視察しました。
大城さんは、採石場の土地があっせんされた当時、業者は「辺野古(埋め立て)に土砂は出さない」として土地を買収したにもかかわらず、それをほごにする形で土砂搬出が強行されていると語りました。また、土砂を積載したダンプカーが走る搬出ルートは、一部区間が一般農道になっていると強調。農道は10トンダンプが1日数十台も通行できる耐久性を備えていないことなどを踏まえ、県は規制を行う必要があると指摘しました。
赤嶺氏は「防衛局は手当たり次第に環境など無視して土砂を運ぼうとしているが、伊計島への観光客の車も多く通る狭い道路を、1日100台ものダンプが行き来するなど、住民の安全も含め許されない。即時中止を求めたい」と語りました。(しんぶん赤旗 2024年11月24日)