衆院沖縄1区は「オール沖縄」代表の、あかみね政賢候補=日本共産党=が自民候補との1票を争う大激戦のまま、27日の投開票を迎えます。
あかみね候補は25日も、那覇市内全域を回り、「オール沖縄の大切な議席を、自民候補に渡すわけにはいかない。最後まで支持を広げ、押し上げてください」と訴え抜きました。
同日午後、あかみね氏応援のため玉城デニー知事が候補者カーに乗り込んで訴えました。名護市辺野古の米軍新基地建設についてデニー知事は、「完成するのかすら分からない基地建設に巨額の費用をかけ、環境を破壊しようとしている」と批判。ただちに中止し県民のための予算に切り替えさせようと述べ、県政の後押しとなる、あかみね候補の勝利に力を貸してほしいと呼びかけました。
あかみね候補は「裏金政治への反省を全くしない自民党を総選挙で懲らしめよう」と力説。新基地建設反対を貫いて普天間基地は閉鎖・撤去させるとし、「沖縄を再び戦場にさせない。中小企業を直接支援し、賃上げの実現のために頑張る」と表明しました。
一方、自民前職(公明推薦)の国場幸之助候補の陣営は、自民党の小野寺五典政調会長がテコ入れしたほか、期日前投票所近くで集会を開き、投票動員を図る連日の取り組みをこの日も展開しました。(しんぶん赤旗 2024年10月26日)
オール沖縄1区 あかみねさんに力貸して
元沖縄県議 翁長雄治さん
衆院沖縄1区の「宝の議席」を守り抜く勝敗の分け目、最終盤の選挙戦で、「オール沖縄」1区代表の、あかみね政賢候補(日本共産党)必勝のため応援に駆け付けた翁長雄治(たけはる)元沖縄県議の訴え(要旨)を紹介します。
沖縄が抱える政治課題の多くは自民党政治が生み出してきたものです。国民が物価高にあえいでも変わらず、能登で、あれだけの震災・豪雨があったのに、議席確保を狙い早期解散してしまう。政治を変えなくてはいけない。あかみねさんをぜひ押し上げてください。
石破首相は総裁選時の公約を変えることに何のためらいもない。
裏金で自民党非公認となった候補者の自民党支部に、政党助成金2000万円が振り込まれていたと報じられています。選挙のどさくさに紛れてこんなことに血税を使うなんて国民をバカにしている。
こうしたことがまかり通っているのが今の政治です。沖縄は4選挙区全部が接戦。「オール沖縄」が、すべて取らなければ政権をかえられない。自民党を減らせない。最後の100票200票1000票2000票の積み上げが勝敗を分けます。
「オール沖縄」を分断するような話をする人もいます。しかし、私たちは党派を超え、10年の歳月をかけて信頼関係を築き、お互いの考え方を認識・共有し、認め合いながらここまで歩んできました。一貫して「オール沖縄」の中心で活動してきた、あかみねさんに力を貸してください。国民のための政治をみんなでつくろう。
「どうしても必要な議席」
那覇・支部が奮闘
一票を争う大激戦の衆院沖縄1区で、「オール沖縄」代表の、あかみね政賢候補の宝の議席再び勝ち取ろうと、那覇市南部の長田事務所では25日、地元の三つの日本共産党支部が終日対話・支持拡大に奮闘しました。
「電話かけは苦手」という梅沢洋子さん(63)ですが、寸暇を惜しんで受話器を握ります。最後まで「折り入って作戦」を徹底。40年来の創価学会員は、基地問題などで疑問を持ち、「あかみねさんしかいないよ」と支持を約束しました。
団地に住む男性は「米軍はダメ。自民党も一緒だ。あかみねさんがいい」ときっぱり。「うちは6票ある。広げてあげるよ」と話しました。「辺野古で新基地建設に抗議した」という女性も選挙ボランティアを申し出て、電話かけに取り組んだといいます。
「体は疲れるが、心は穏やかで楽しい」と語る比嘉清恵さん(89)は、地元・真和志中支部の支部長。1万枚以上の民報号外を早々と配布しきり、「投票日まで時間がないので、有権者に訴えきろうと、支部のみんなで電話にかじりついています」。
仕事の合間をぬって、70代の医師も受話器を握ります。「あかみねさんは特別な存在。オール沖縄の代表としてどうしても必要です。最後まで頑張りたい」