活動報告

あかみね候補の「宝の議席」必ず 奮闘が勝敗に直結 「三日攻防」に突入

 

自民陣営の攻勢上回る奮闘こそ

 「オール沖縄」代表の、あかみね政賢候補(日本共産党)が必勝をめざす衆院沖縄1区(那覇市、南部離島7町村)は、自民候補との1票を激しく争う大接戦のまま、24日から最終盤の奮闘が勝敗に直結するとされる「三日攻防」に突入します。岸田文雄前首相が23日、テコ入れに訪れるなど、自民候補の陣営は政府・自民党本部も総がかりで企業の締め上げを行い、必死で取り組みを強めています。あかみね候補の「宝の議席」を再び勝ち取るには、投票箱が閉まるまで相手の攻勢を上回る奮闘ができるかどうかがカギになっています。

自民“大物”次々と

 「小選挙区で1票差でも勝ち抜く」―。2014年にオール沖縄が誕生して以降の3度の衆院選で、あかみね候補に敗れ、比例復活に甘んじてきた自民前職の国場幸之助氏=公明推薦=は18日、県庁前での集会で声を張り上げ、1区の議席奪取に執念を見せました。

 沖縄1~4区で、あかみね候補ら名護市辺野古の米軍新基地建設反対を掲げるオール沖縄の4候補が全員勝利に向けて奮闘する中、自民候補の各陣営では、菅義偉元首相が22日に3区の集会で訴え。23日にも、岸田前首相が経済界・企業関係者を集めた那覇市の会合で、国場氏への支援を呼びかけました。自民党の小泉進次郎選対委員長も同日、2、3両区の自民候補の集会で演説するなど、大物が続々とテコ入れに押し寄せています。

 辺野古新基地ノーの民意を押しつぶすために、オール沖縄を打倒しようとする狙いがあるのは明らかです。

 1区における過去3回の衆院選は、あかみね、国場両氏のほか、無所属元職の下地幹郎氏(汚職疑惑で維新を除名され、前回は比例復活できずに落選)の主要3人が争ってきました。

 17、21年の選挙はいずれも、あかみね氏が保守・革新の垣根を超えたオール沖縄の団結の前進を力に、前回から着実に得票を伸ばしました。一方、国場氏は微増にとどまり、下地氏は3回とも、あかみね氏に大きく水をあけられてきました。

“ぐるみ選挙”展開

 しかし、今回も同じ3人の主な顔ぶれとなった選挙戦で国場氏の陣営が勢いづく理由の一つに、那覇市政の変化があります。2年前までオール沖縄だった市政が、反オール沖縄に代わったからです。

 自公推薦で当選した知念覚市長は今回、国場氏のテコ入れに奔走。オール沖縄の支持層が厚い地盤で切り崩しの激しい動きを見せています。

 また自民党は、議席を増やした6月の県議選を成功体験として、本土の大手企業も総動員した“ぐるみ選挙”を猛烈に展開。「企業が動ききったら勝つ」(自民党関係者)と気勢を上げています。

 「比例は公明」とのセット戦術で、公明運動員が何度も訪ねてくるなど、期日前投票への激しい動員を徹底。各投票所の周辺で、多くの人が仕事を終えて帰宅する時間帯に、知念市長らがマイクを握って投票を呼び掛けるなどの作戦も強めています。

米国従属に審判を

 一方、票の争奪戦が激しくなる中でも、対話と「折り入って」作戦に打って出れば、あかみね候補への支持が党派を超えて広がる状況です。「県議選では(共産党支持を)断ってしまったが、今回は、あかみね候補を応援している」との声のほか、「軍事費を減らして福祉の予算を増やすのが政賢さん」と訴えると、3票あるとの返事などが寄せられています。

 あかみね候補を支える「オール沖縄・1区の会」共同代表らは21日、連名で「宝の議席」の死守へ奮起を訴え、最後まで全ての知人への声かけなどを呼びかける緊急の訴えを出しました。

 あかみね候補も声をからしながら連日、全力で街頭から訴えを続けています。23日も那覇市内各地で演説し、日本政府が米兵による少女暴行事件を隠蔽(いんぺい)したことなどを糾弾。「アメリカに従属し、県民の人権を虫けらのように扱う。こんな政治に選挙で審判を下し、終わらせよう」と力を込めました。

 あかみね候補が勝利すれば、かつて強権で沖縄選出自民党国会議員に辺野古反対の公約を撤回させた石破首相と、圧力に屈した国場氏らに怒りの審判を下すことになります。また、展望のない辺野古新基地建設は中止させる断固とした県民の民意を示すなどの大きな意義があります。

小池書記局長きょう駆ける

 日本共産党の小池晃書記局長は「三日攻防」初日の24日、あかみね候補の押し上げとオール沖縄候補の全員勝利を訴え、那覇市内各所を駆け巡ります。(しんぶん赤旗 2024年10月24日)

 

 

あかみね候補の「宝の議席」必ず

那覇市議「立憲民主党」 普久原朝日さん 「オール沖縄」象徴の一人

 党派を超えた「オール沖縄」の闘いに、立ち上げ当初から身を投じてきた、あかみねさんは、その象徴の一人です。

 辺野古の海を埋め立て、自然を壊してまで、莫大(ばくだい)な税金を投じ、完成不可能な新基地建設をなぜ行うのか。多くの人が物価高で苦しんでいるときに。新基地建設は止めないといけない。

 故翁長雄志知事がおっしゃったように、「腹八分、腹六分」「イデオロギーよりアイデンティティー」で力を合わせ、一致点で基地押し付けに抵抗することは大事です。こうした沖縄の歴史の積み重ねのなかで一緒に闘う、あかみねさんのような人が国会に必要です。「オール沖縄」4候補全員勝利が欠かせません。

 選択的夫婦別姓の実現などジェンダー平等をめざすべきだという、あかみねさんの考えに同感です。同姓を強制されることなどに対し、選択肢がなくて苦しさ、負担を感じている人は多い。多様な選択肢があればより生きやすい社会になります。

 あちこーこー(あつあつ)豆腐存続の危機で島豆腐業者が苦境に立たされたとき、現場の窮状を国会に届けるなど、あかみねさんは県民生活を守るためにも一生懸命です。

 政党は違っても、力を合わせて勝たせたい。

 

 

あかみね候補の「宝の議席」必ず

那覇市議「立憲民主・社民・ニライ」会派 山田マドカさん 弱い立場に寄り添う人を

 あかみね政賢さんを推す理由は、何よりも生活が厳しい弱い立場の人に寄り添い、底上げしようと頑張ってきた人だからです。

 年間1万3000人のシングルファミリー世帯に無償配食している子ども食堂で相談員をしています。ネットテレビの報道番組で取り上げられた時、物価高による生活の苦しさにインタビューで涙を流される利用者の方もいらっしゃいました。

 自民党が政権をほぼ担ってきたこの30年余り、大企業優遇の一方、相次ぐ消費税増税で弱者に負担増を強いてきた結果が今です。

 そして一番訴えたいのは、日本は食料自給率が38%しかなく、多くを外国産に頼って食の安全保障が確保されていないことです。自給率38%は、もし戦争になって海外からの輸入が止まると、数カ月でみんな餓死してしまうぐらいの数字です。

 戦争できる力が日本にはないことを示しているような状況なのに、軍事や基地に巨額のお金をつぎ込む。この矛盾を指摘すると、政治的に右寄りの人も黙ってしまいます。農家をどんどん廃業に追い込み、国を弱らせてきたのが自民党です。

 このような政治の失敗を続けさせないためにも、困っている人の味方、あかみねさんを今一度、押し上げたい。

 

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