沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対する「オール沖縄会議」は10月5日、辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で「県民大行動」を実施しました。650人(主催者発表)が結集し、迫る総選挙での「オール沖縄」1~4区の候補全員勝利で、新基地ノーの県民の意思を突き付けようと団結を固めました。
「オール沖縄会議」の稲嶺進共同代表は、石破茂首相が自民党幹事長時代に沖縄の自民党を屈服させ、辺野古反対の公約を撤回させた「平成の琉球処分」のように、再び強権を振るう危険を指摘。「オール沖縄」候補を必ず国会に送ろうと述べ、「そのことが私たちの運動を支える後ろ盾になる」と訴えました。
「オール沖縄」1区代表で日本共産党の、あかみね政賢候補は、石破首相が就任時に日米地位協定改定を唱えながら、所信表明演説で触れなかったのは、米国の圧力への恐れを示していると指摘。沖縄では、有事の際の住民避難の準備が始まっていて「戦争前夜だ」と批判しました。
こうした政治を終わらせるためにも、「4候補全員を何としても押し上げてください」と呼びかけました。
3区の屋良朝博、4区の金城徹の両候補らも訴え、玉城デニー知事がメッセージを寄せて連帯しました。
参加した女性(78)は4人全員必勝に向け、「これ以上基地を造らせない。石破政権はめちゃくちゃ。絶対負けられない。諦めないで頑張り続けるしかない」と力を込めました。(しんぶん赤旗 2024年10月6日)