日本共産党が9月30日に党本部で開いた第3回中央委員会総会で、「オール沖縄」衆院沖縄1区代表、あかみね政賢衆院議員が行った決意表明を紹介します。
党大会決定でも、3中総でも沖縄1区について宝の議席だと位置づけられ、沖縄県民が励まされています。何としても小選挙区で勝ち抜く決意です。
9月27日に自民党の石破茂新総裁が誕生した翌日、沖縄の二つの新聞(琉球新報、沖縄タイムス)は、石破総裁覚えているかということで、2013年11月に自民党の沖縄県選出国会議員5人が名護市辺野古の米軍新基地建設を容認させられ、当時の石破幹事長の後ろでうなだれている写真を掲載しました。
2013年まで沖縄の自民党国会議員もみんな辺野古(新基地建設)反対だったのです。当時の仲井真弘多(ひろかず)知事も辺野古反対でした。自民党は、これでは辺野古が進まないということで、沖縄県選出自民党国会議員5人に離党勧告をつきつけて屈服させ、辺野古を容認させました。5人全員を党本部の壇上に並べて、石破幹事長がそのことを得意満面でしゃべった。その写真が当時、沖縄の新聞に出たのです。
自民党は、これで国会議員をみんな辺野古に賛成させたとほっとしたのでしょうが、あの写真を見て沖縄県民は本当に怒りました。もうこんな自民党を支持するわけにはいかないと、翁長雄志さん(元沖縄県知事、当時那覇市長)が自民党から抜けるなど、「オール沖縄」のきっかけをつくった写真なんです。自民党も「この写真がオール沖縄のきっかけをつくってしまった」と言っていました。
強権的な圧力で日米同盟を受け入れさせようとするやり方に対して、絶対に負けないとつくられたのが「オール沖縄」です。
1区から4区まで「オール沖縄」の統一候補が決まりました。私が社民党の元県議に電話したら、「1区から4区まで全員当選だから、あかみねさんのビラにもどんどん私の名前を使ってくれ」と激励されました。「オール沖縄」の陣容が整っています。
安保3文書の具体化でも、少女暴行事件でも、沖縄県民の苦難が続いています。しかし、不屈のたたかいで絶対に負けない証しとして、1区で私、あかみね政賢を押し上げていただいています。私も県民の期待に応えて頑張り抜くことを申し上げ、決意表明といたします。(しんぶん赤旗 2024年10月2日)