沖縄県名護市辺野古の新基地建設に反対し、玉城デニー県知事を支える「オール沖縄」の政党会派代表者会議が9月12日に開かれ、次期衆院選の沖縄4区で金城徹氏(70)=新、立憲民主党=を候補者として一本化すると正式に決定しました。沖縄1区の、あかみね政賢氏=現、日本共産党=をはじめ、県内四つの小選挙区で「オール沖縄」の候補が出そろいました。
会議には、共産党、立民、社民、社大の各政党、党県議団、てぃーだ平和ネット、おきなわ新風の各県議会会派が参加。決定は、8日の4区での選考会の結果をうけてのものです。
会議後の記者会見で、4区選考会座長の照屋大河県議が、11回の選考会など決定までの経緯を説明しました。▽新基地建設断念などを政府に求めた「建白書」実現を目指す▽オール沖縄の立場で行動する▽国政からデニー県政を支える―の一致点を強調。10月解散も見据えて「みんなで力を合わせてがんばろうと確認した」と報告しました。
4区の選考では当初、3候補が名乗りを上げていましたが、選考会を経て地域政党「沖縄うない」も一本化で合意。残る、れいわ新選組について会議では、三つの一致点を確認して選考に加わっていた点を踏まえ、引き続き共闘を呼び掛けると確認しました。
1区では、あかみね氏、2区では新垣邦男氏=現、社民=、3区では屋良朝博氏=現、立民=が予定候補として決定しています。会議に参加した鶴渕賢次・党県委員長代理は「1年間の話し合いの中『オール沖縄』で団結し候補者合意に至った。この成果を4人全員勝利につなげたい。党も総力を挙げる」と語りました。(しんぶん赤旗 2024年9月13日)