日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン24」が7月28日から沖縄県などで始まるのを前に、他国攻撃のための長射程ミサイル配備を念頭に訓練が行われる陸自勝連分屯地(同県うるま市)前で27日、抗議集会が開かれました。
「ミサイル配備から命を守るうるま市民の会」の呼びかけで270人が参加し、「絶対に阻止するぞ」とコール。同市選出の県議で市民の会の照屋大河共同代表は、「平穏な日常と安全安心の教育環境を壊す訓練で決して許さない」と訴えました。
宮城和之事務局次長は、勝連分屯地に発足したミサイル連隊本部の指揮のもと、勝連、宮古、石垣に配備されている地対艦ミサイル部隊が今回初めて参加すると指摘。「沖縄・南西諸島がミサイル戦争の戦場になることを想定した訓練で絶対に認めるわけにはいかない」と強調しました。
自衛隊の弾薬庫等建設に反対する沖縄市民の会の島袋恵祐共同代表(日本共産党前県議)もマイクを握り、「訓練を止め、基地をなくして平和で豊かな沖縄を将来に託していくため、頑張っていこう」とあいさつ。日本共産党の、あかみね政賢衆院議員ら野党国会議員団も駆け付けました。
子連れで参加した女性=うるま市=は「本当に戦争になってしまう気がして、子どもの未来のためミサイルは配備してほしくない。成長したこの子から『どうしてこんな時代にしたの』と言われないためにも、行動を起こさなければと思います」と話しました。(しんぶん赤旗 2024年7月28日)