活動報告

大浦湾埋め立て中止を 新基地建設抗議集会 沖縄・防衛局前

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 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対する「オール沖縄会議」は1月22日、新基地建設をめぐって沖縄防衛局が県と協議もせず強行している大浦湾の埋め立て工事の即時中止を求め、嘉手納町の防衛局前で抗議集会を開きました。150人が参加し、「違法な工事をやめろ」とコールしました。

 

 オール沖縄会議の共同代表、県選出野党国会議員団「うりずんの会」の、あかみね政賢日本共産党衆院議員らは、防衛局の伊藤晋哉局長に面会。▽2013年に元知事が防衛局の埋め立て申請を承認した際、「工事の実施設計について県と協議を行うこと」と付した留意事項に基づき、事前協議が終了するまで大浦湾の工事を中止する▽埋め立て土砂の採取予定地から沖縄戦犠牲者の遺骨混じりの土砂が含まれる沖縄本島南部地域を除く―ことなど4点を要請しました。

 

 伊藤局長は、着工した海上ヤード(資材置き場)設置について「協議の対象にならない」と指摘。オール沖縄会議側は対象外となる根拠を示すよう何度も迫りましたが、局長は答えませんでした。遺骨土砂については「真摯(しんし)に受け止める必要がある」と繰り返すだけでした。

 

 要請後の報告集会であかみね氏は「南部の地域から一粒の土砂も埋め立てに使ってはならないというのが県民の思い。代執行されても県民は絶対に屈しないという意思を全国に示し、団結してたたかい抜こう」と呼びかけました。(しんぶん赤旗 2024年1月23日)

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