活動報告

遺骨眠る土砂 使うな あかみね氏 ハンスト現場訪問 沖縄県庁前

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 日本共産党の、あかみね政賢衆院議員は1月11日、沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんがハンガーストライキを続けている沖縄県庁前を訪れ、連帯して集まっていた人たちと交流しました。

 

 具志堅さんは、岸田政権が名護市辺野古の米軍新基地建設をめぐり、軟弱地盤が存在する大浦湾の埋め立てに着手した10日にハンストを決行。沖縄戦犠牲者の遺骨が混じるかもしれない沖縄本島南部の土砂を埋め立てに用いることに対し、「犠牲者を冒涜(ぼうとく)するもので許されない」と訴え、土砂採取の断念を求めています。

 

 沖縄戦で犠牲になった両親の遺骨を見つけようとDNA鑑定を申請した女性(82)=宜野湾市=が、厚生労働省から届いた鑑定結果の通知を具志堅さんに見せるために訪れていました。

 

 収集された中から血縁関係がある遺骨は特定できなかったとする結果でしたが、具志堅さんは「同じ政府でも厚労省は遺族に遺骨を返すためDNA鑑定を勧めるのに、一方の防衛省は土砂を採取し、遺骨収集する場所をなくそうとしている」と批判しました。

 

 女性は「本当にそう。悲しさを通り越して涙も出ない。怒り心頭です」と語気を強めました。母親が犠牲になった場所は土砂採取が予定される鉱山の所在地、糸満市米須だと伝え、あかみね氏は国会で取り上げたいと話しました。(しんぶん赤旗 2024年1月13日)

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