活動報告

沖縄人民党合流50年の歴史語るつどい 不屈の心継ぎ 野党まとめて

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 米軍施政権下の沖縄で圧政や弾圧に抵抗し、日本復帰を実現するたたかいの先頭に立った沖縄人民党が1973年10月に日本共産党へ組織的合流して50年になるのにあたって、たたかいの歴史を語るつどいが10月22日、沖縄県うるま市で開かれました。共産党うるま市委員会主催で、党内外から参加者が集まりました。

 

 あかみね政賢衆院議員は、日本共産党史の概要を述べ、日米安保条約の廃棄と異常な対米従属の状態からの脱却を現綱領に引き継ぐ1961年綱領は、当時の沖縄県民のたたかいに学んでつくられたことを語りました。

 

 「ミサイル配備から命を守るうるま市民の会」の照屋寛之共同代表は日本共産党に対し、「不屈の政治家、瀬長亀次郎の思いを引き継ぎ、『にぬふぁぶし(沖縄の方言で北極星の意)』として野党をまとめていってほしい」と呼びかけました。

 

 合流後に県党の中部地区委員長を務めた高江洲義一さんは、中部での党県議の空白克服に向けた取り組みなどについて語りました。

 

 米軍の土地接収を断念させた昆布土地闘争について、佐々木末子さんは「人民党のみなさんなどの支えがあって、みんなでたたかおうと意思が強くなっていった。団結が一番大事」と話しました。

 

 写真家の嬉野京子さんは、米軍の監視や弾圧の中で、人民党の支えを受けながら人権が踏みにじられた復帰前の状況を写真に収めていったことを紹介。元教員は、昆布の闘争小屋に泊まり込んで支援した経験などを語りました。(しんぶん赤旗 2023年10月23日)

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