活動報告

日本のPFAS汚染 沖縄報告会 「米と一体で隠ぺい」

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 人体への有害性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)の汚染問題が、沖縄の米軍基地周辺だけでなく日本全国で広がり大きな問題になっている中、PFASの国際的な最新の動向を知るための報告会が9月16日、沖縄県嘉手納町で開かれました。

 

 「PFAS汚染から市民の生命を守る連絡会」が主催し、約180人が参加しました。

 

 英国人記者のジョン・ミッチェルさんは、米国では環境保護庁が水のPFAS濃度の新基準をつくり、これまでの規制値を大幅に引き上げるなど、政治や社会が規制強化に大きく動き出している現状を説明しました。

 

 また、米国内ではPFASが検出された基地周辺の農家に汚染を知らせている米軍が、日本国内では「(同様の対応をする)必要はない」と内部メールに記していたことが、米国の情報公開制度を使って明らかになったと指摘。日米両政府が一体となって日本国民にPFAS汚染の実態を隠蔽(いんぺい)している事実を告発しました。

 

 沖縄のPFAS汚染についての映像ドキュメンタリー「命(ぬち)ぬ水(みじ)」共同ディレクターで、琉球朝日放送の島袋夏子さんは、米国内でドキュメンタリーを上映し反響があったことなどを報告しました。

 

 シンガー・ソングライターの海勢頭豊(うみせど・ゆたか)さんが反戦平和の思いを込めた歌を披露。日本共産党の、あかみね政賢衆院議員も参加しました。(しんぶん赤旗 2023年9月17日)

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