日本共産党の、あかみね政賢衆院議員と山添拓参院議員は7月28日、敵基地攻撃のための長射程ミサイルが配備される可能性も浮上している沖縄県石垣市を訪れ、地対艦ミサイルが配備された陸上自衛隊石垣駐屯地などを調査しました。井上美智子党市議が同行しました。
市民団体「石垣島の平和と自然を守る市民連絡会」の藤井幸子さんが案内し、両氏は基地からの排水が湿地帯に事実上の“垂れ流し”となっている現場を訪問。藤井さんは、どんな有害物質が含まれているかも分からず、どれだけの量が放出するかも明らかにされていない排水の危険性を説明しました。
駐屯地では射撃訓練場を造る工事がこの日も続いており、あかみね氏は「完成しないうちに部隊発足の式典を開いたが、これからもどんどん基地を強化していくと目に見える」と批判しました。
あかみね、山添両氏は、新港地区を視察。防衛省は、北朝鮮による弾道ミサイル技術を使った「衛星」の打ち上げに備えるためとして、民間施設や人工ビーチが隣り合わせの場所に、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の配備を続けています。
両氏は、沖縄戦で八重山諸島に駐留した日本軍が住民をマラリア有病地帯に強制的に避難させたため、マラリアにかかって命を奪われた多くの人たちの悲劇を伝える追悼碑も訪れました。(しんぶん赤旗 2023年7月29日)