日本共産党の、あかみね政賢衆院議員と山添拓参院議員は7月27日、自衛隊増強の実態把握のため調査入りした沖縄県与那国(よなぐに)町で街頭演説し、「軍事よりも憲法9条を生かした平和の準備を」と訴えました。
あかみね氏は、“軍拡勢力が戦争になってもシェルターを造れば安全だ”とごまかしていることに対し、「逃げる所などどこにもない。許されない」と批判する沖縄戦体験者の声を紹介しました。
さらに、あかみね氏は敵基地攻撃のミサイルなどが八重山に配備されようとしていることについて、「アメリカが日本に要求していることです」と強調。自衛隊を「第二の米軍」としてアメリカの戦略に組み込もうとするものだとして、戦争の危機をあおる動きにノーの声を上げようと呼びかけました。
山添氏は、与那国町民と懇談などで、自衛隊基地の誘致当初はなかった機能強化が相次ぎ狙われ、期待されたメリットとは裏腹に人口減少は止まらず産業も衰退しているとの声が出されたことを紹介。「政治の役割として、いかに戦争を起こさせないかがかつてなく求められているのではないでしょうか。日本共産党は与那国の皆さんの思いを前に進めるため全力で頑張ります」と力を込めました。
あかみね、山添両氏は28日も同県石垣市で街頭演説しました。(しんぶん赤旗 2023年7月29日)