那覇市の沖縄県庁前広場で9月27日昼、安倍元首相の国葬に反対する集会が開かれ、県内各地から約350人が参加し、抗議しました。
沖縄平和市民連絡会などが呼びかけたもの。「沖縄苦しめて 格差拡げて なーにが国葬だ」と書いたプラカードなどを掲げ、アベ政治を引き継ぐ岸田政権を告発しました。
「沖縄に寄り添うと言いながら、沖縄を踏みつけてきたのが安倍元総理だ。許せない。国葬なんて狂っている」。リレートークで、沖縄県民の民意を無視した名護市辺野古への米軍新基地建設の強行などを批判し、「自民党政権の堕落の極みが国葬だ」などと訴えました。「今日で終わりではない。私たちが納得できる政治を取り戻すために頑張ろう」と呼びかけられました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、県議団の渡久地修団長らが連帯あいさつしました。
週に2日、辺野古で抗議船に乗って3年になる南城市の牧師、島しづ子さん(74)は「ずっと沖縄の民意を無視し、民主主義を壊してきた安倍さんを国葬にするなんてあり得ない」と話しました。(しんぶん赤旗 2022年9月28日)