沖縄県知事選(8月25日告示、9月11日投票)で再選をめざす「オール沖縄」の玉城デニー知事の選挙母体「ひやみかちうまんちゅの会」の事務所開きが7月31日、那覇市で行われました。デニー知事は「2期目に向けて気持ち一つにスタートしたい」と表明しました。
デニー知事は、4年前の知事就任以来、首里城火災や豚熱、新型コロナウイルス感染拡大など災害級の対応に迫られながらも、県民の福祉向上、暮らしの安定のため県庁職員と一丸となって取り組んできたと紹介。2020年度から22年度まで総額6765億円のコロナ対策予算を立て、感染症対策や経済回復に努めるとともに、公約した291施策のうち287施策を推進していると述べ、「誰一人取り残さない社会、平和で真に豊かな沖縄の実現、新時代沖縄のさらにその先へ、県民が喜びと平和と豊かさを実感できる公約の実施に向けて取り組みを進める」と力強く訴えました。
城間幹子那覇市長は、県民にとって大きな課題は名護市辺野古の米軍新基地建設だと述べ「新基地建設はあってはならない」と強調。「さまざまな立場や考えがあったとしてもいまこそ再結集して、玉城県政継続へ力を入れていこう」と呼びかけました。
選対本部長の新里米吉前県議会議長や、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員ら沖縄選出野党国会議員らが辺野古新基地を許さず、基地のない平和な沖縄の実現のためデニー知事の勝利に命がけで全力を尽くすと、それぞれ決意を述べました。
新型コロナ対策で参加者を絞り、事務所開きの様子はオンラインで配信しました。(しんぶん赤旗 2022年8月1日)