活動報告

戦争させない環境に 「平和構想研究会」が院内集会

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自民党が政府に敵基地攻撃能力の保有や軍事費倍増などを求めた提言について、学識者らでつくる「平和構想研究会」が6月8日、国会内で院内集会を開きました。

 

 新外交イニシアティブの猿田佐世代表は、ロシアによるウクライナ侵略で「大国が一度戦争を決意したら何をしても止まらない可能性がある」ことが明確になったと指摘。最大の教訓は「絶対に戦争をさせない環境づくりだ」と強調しました。

 

 自民党の提言に関し、「『台湾有事をどう防ぐのか』という視点が全くなく、抑止力一辺倒だ」と批判。安倍晋三元首相が「台湾有事は日米同盟の有事だ」と言及したことに触れ、「台湾を防衛することは中国との戦争を意味し、日本に甚大な被害が生じる」と警告。「日本安全保障の最大の課題は、台湾有事をいかに回避するかだ」と強調しました。

 

 東南アジア諸国連合(ASEAN)からは米中どちらの陣営につくか「選ばせないでくれ」と自制を促すメッセージが出ているとし、「日本も『選ばせないでくれ』と叫ぶ各国と連携し、米中対立の緩和を呼びかけるべきだ」と提案しました。

 

 流通経済大学の植村秀樹教授も講演。日本共産党から赤嶺政賢衆院議員があいさつしました。(しんぶん赤旗 2022年6月10日)

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