沖縄県石垣市長選(2月20日告示・27日投票)での、保革共闘体制で立候補予定する保守系市議のトイタ芳行氏(52)の勝利で、市民不在の現在の中山義隆市政を変えるため、日本共産党と党後援会は1月29日、市内で「総決起集会」を開きました。参加者らは「保革を超えた共同の力で新市長を」と、決意を固め合いました。
同市で、国が陸上自衛隊ミサイル基地建設を強行。多くの市民が同基地建設・配備の賛否を問う住民投票の実施を要求していますが、中山市長は実施を拒否し続けています。
日本共産党八重山群委員会が5日にトイタ氏と結んだ政策協定は、同住民投票を「速やかに実施し、示された民意を尊重する市政」への転換などを明記しています。
トイタ氏は昨年12月、市議会一般質問で市政与党からの離脱を宣言。同決起集会では、多くの疑義がある新市庁舎問題などを示し、「子どもたちに隠ぺい体質、島の財産が切り売りされてしまう石垣市を、残してはいけない」との思いで、離脱を宣言したと説明しました。「開かれた、市民による市民のための石垣市をつくる」と力を込めました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、トイタ氏の「民主主義を大事にする姿勢があれば、市民の思いはもっともっと前進していける」と強調。党八重山群委員長の井上美智子市議やトイタ氏の選対の大底英一郎事務総長らが、一緒に頑張ろうと呼びかけました。(しんぶん赤旗 2022年1月31日)