沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設阻止を掲げる「オール沖縄」の衆院沖縄1~4区の予定候補4氏は10月13日、那覇市内で合同記者会見を開き、総選挙で対決することになる自民党予定候補が、いずれも直接の政策議論を避けていることを指摘し、討論会に応じるよう求めました。
1区・あかみね政賢(日本共産党)、2区・新垣クニオ(社民党)、3区・ヤラともひろ(立憲民主党)、4区・金城トオル(立憲民主党)の4氏が会見に出席。ヤラ氏が意見表明文を読み上げました。
同文では、地元紙の候補者座談会企画を自民党予定候補が、日程の都合を理由に参加を断ったことを指摘。コロナ禍の県民の命と暮らしを守る対策や、次期沖縄振興計画、同新基地建設問題など課題は山積しており、「政策議論を交わし、争点を明確にすることは有権者に対する公党候補者の責任だ」と強調しています。
記者団から、自民党が紙上討論でいいと主張していることについて問われた、あかみね氏は「紙上でも大いにやるべきだが、対面での討論を拒否する理由にはならない。対面での討論で各候補の主張がより鮮明になり、県民が選択する上で極めて参考になる」と答えました。(しんぶん赤旗 2021年10月14日)