那覇市議選(7月4日告示、同11日投票)必勝に向けて、日本共産党の山下芳生副委員長を迎えたオンライン演説会が5月23日、党沖縄県委員会主催で行われました。山下氏は、「オール沖縄」の城間幹子市政の「心張り棒」として頑張る7人の市議候補(全員現職)の勝利が「総選挙での野党共闘の発展、政権交代を引き寄せる。大きな志でたたかい、勝ち抜きましょう」と訴えました。(動画はコチラ)
フルゲン茂治、ワク川朝渉、我如古イチロー、マエダちひろ、上原やすお、宮里ノボル、西中間ヒサエの党市議候補が決意表明。フルゲン市議団長は「保革の立場を超えた幅広いご支持・ご支援をお願いします」と訴えました。城間市長が激励のメッセージを述べました。
山下氏は激戦の市議選について、「菅政権言いなりの自公勢力」対「日本共産党とオール沖縄」という対決構図がはっきりしていると述べました。
新型コロナ感染拡大を繰り返す菅政権を厳しく批判。迅速なワクチン接種、大規模検査、十分な補償の3本柱でコロナ封じ込めを提案して国政を動かし、「市政でもこの立場で頑張るのが日本共産党。7人の勝利で命と暮らしを守る政治の責任を果たさせましょう」と訴えました。
山下氏は、(1)独自の提案で市政を動かす(2)自公の妨害をはねのけて市政を前進させる(3)日米両政府にも中国にも言うべきことを言う―など、党市議団の役割を紹介しました。
菅政権が民意無視で強行する同県名護市辺野古の米軍新基地建設の埋め立てに、沖縄戦犠牲者の遺骨が含まれている土砂を使うことは「断じて許されない」と強調。土砂使用計画の撤回、新基地建設中止、米軍普天間基地(同県宜野湾市)の無条件撤去の思いを、「反戦平和の日本共産党の7人に託してください」と呼びかけました。
あかみね政賢衆院沖縄1区候補・九州沖縄ブロック比例候補は、総選挙勝利・野党連合政権樹立のためにも「市議選の勝利が何よりも大事」だと述べ、「私たちの訴えを有権者に届けきって、必ず勝利しましょう」と力を込めました。
城間市長がメッセージ
23日のオンライン演説会での城間幹子・那覇市長の激励メッセージ(要旨)を紹介します。
新型コロナウイルス感染症は、感染者数の増加に歯止めがかからず、依然として厳しい状況にあります。医療現場の最前線で奮闘する皆さまをはじめ、日常生活を支えるすべての皆さまの尽力に、感謝の念に堪えません。
那覇市は市制施行100周年を迎えました(5月20日)。節目の年を逆境に立ち向かい、未来をつくる挑戦の年として全力を尽くす覚悟です。
命を守り、経済をつなぎ、日常をつくるために幅広いニーズをとらえた切れ目のない対策を講じていく必要があります。
コロナ禍を乗り越え、生活と経済の再建を図るため、未来へつなぐ平和の心である(沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設断念などを求める)「建白書」の実現を目指し、私と志を同じくする日本共産党那覇市議団の7人への、皆さまの熱い応援をよろしくお願いいたします。心を一つに力を合わせ、この困難を乗り越えていきましょう。(しんぶん赤旗 2021年5月24日)