糸満市区 ノブコ候補
7日投票の沖縄県議選糸満市区(定数2)で日本共産党前県議の玉城ノブコ候補の4年ぶりの議席回復をめざす、街頭での市民決起集会が4日夕、同市内で開かれました。党派を超えて市民が集い、今度は必ず押し上げようと口々に訴えました。
炎天下、用意された席は開始前に満席。何度も拍手が湧きました。
安倍政権や自民党県連が進める新基地建設が強行されている辺野古で暮らし、抗議活動を続けている糸満市出身の島袋文子さん(91)が応援演説。「ノブコさんを当選させてください。あと3日間、1票でも多くお願いします」と訴えました。
ノブコ氏の地元・新川区の自治会長、新垣元さん(67)は「今度こそ勝利し、デニー知事と共闘して基地建設を断念させよう」と力説。幼稚園から高校まで同級の大湾朝民さん(73)は、ノブコ氏が辺野古に通い続けていることに触れ「ブレない姿勢を誇りに思う。前回の悔しい思いをしないよう一票一票、頑張ろう」と述べ、自作の応援歌を歌いました。
社大党の伊敷郁子市議(65)は「市民のために人生をかけて頑張るノブコさんを再び県政に」。糸満診療所の医師、高岡直子さんは県議会にもっと女性県議を、と語りました。
ノブコ候補は「あと一回り、二回りのご支援を。みなさんの声を県政に届け、働きます」と決意を述べました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は「デニー知事を支えるオール沖縄のノブコさんを押し上げよう」と呼びかけました。
沖縄県議選勝利へ市民決起
新基地反対 力強く
島尻・南城市区 たまき候補
自民が2候補を擁立し、定数4をめぐって6人が争う大激戦の沖縄県議選島尻・南城市区で、日本共産党の、たまき武光候補を押し上げようと3日、党と後援会は南城市で決起集会を開きました。
街頭宣伝から会場に駆け付けた、たまき候補は、街頭での訴えに期待や応援の声が多く寄せられていると報告。自民党県連は辺野古新基地建設「容認」の立場だと述べ、「絶対に負けられない。負けてたまるか」と力強く訴えると、会場には大きな拍手が湧きました。
赤嶺政賢衆院議員は、新型コロナウイルスの対応などで安倍政権への怒りが多くの国民に広がる中、今が政治を変えるチャンスだと強調。「オール沖縄」の勝利は、全国の野党共闘を励ますものだと訴え、共産党7人全員の勝利をと呼びかけました。
「オール沖縄会議」の照屋義実共同代表は「共産党の魅力は、徹底的に弱者に寄り添う姿勢。デニー県政を強く支えている」と話し、「オール沖縄」の躍進と共産党全員の当選で「新基地建設反対の意思を引き続き示そう」と訴えました。
南城市の新垣直子さん(67)は「直接話すと、予想外の返事がもらえることもある。ぜひとも勇気を出して声を掛け、一票一票を積み重ね、勝利しましょう」と呼びかけました。
瑞慶覧市長が応援
南城 「最も信頼できる政治家」
沖縄県議選(7日投票)の島尻・南城市区(定数4)で横一線の大接戦をたたかう日本共産党の、たまき武光候補=現=を何としても押し上げようと「オール沖縄」の瑞慶覧長敏・南城市長が4日、応援に入り、たまき候補と同市内を駆け巡り、勝利を訴えました。
宣伝カーに乗り込みマイクを握った瑞慶覧市長は「たまき武光さんは、困っている人の声を丁寧に聞き県議会で取り上げることをコツコツと行い、新型コロナウイルス対策のために、市民・県民のために汗を流してきました。最も信頼できる政治家の一人です。どうか皆さんの力で、県議会に送ってほしい」と力強く呼びかけました。
「辺野古新基地建設反対の県民投票結果を無視することは、民主主義の破壊につながる」と瑞慶覧市長は指摘。新基地建設を強引に進める「安倍政権を許してはいけない」と訴えました。
たまき候補は、新型コロナ対策として収入・賃金の8割補償を政府に求めていくと強調。「戦後75年たっても後を絶たない米軍基地あるがゆえの事件事故を、子や孫の世代まで残してはならない。新基地容認の自民党に負けられない。何としても県議会へ送り出してほしい」と、力を込めて訴えました。
沖縄県議選、学生が支持
若者向け公約 共感呼ぶ
通学バス無料化・奨学金拡充…
大激戦の沖縄県議選(7日投票)で、日本共産党が掲げる若者向けの公約が共感を呼んでいます。沖縄市区(定数5)では、日本共産党の新人、しまぶく恵祐候補(33)を押し上げようとメンバーが高校生・学生・青年と連日対話。「中学生・高校生のバス通学費の無料化促進」「給付型奨学金制度の拡充」など、同候補の公約を紹介しています。
沖縄市の球陽高校前バス停には、3日夕、中高生40~50人の長蛇の列ができていました。高校3年生の女子(18)は「通学・通塾は小遣いをためて出しています」とバス代無料に共感。しまぶく候補の公約について、「全部いいと思います」と述べました。
4日昼の沖縄市・ゴヤ十字路。予備校に通う女性(18)は、メンバーの話をうなずきながら熱心に聞いていました。「本当は県外私立の国際協力・交流が盛んな大学に行きたい。でも学費と、留学が必須なのでお金が倍かかる」と打ち明けます。高校時代、月1万円の通学バス代を両親が出していたとも。「受験勉強をしながら寝る間も惜しんでずっとバイトをしている知り合いが何人もいます」と述べ、「頑張ってほしい」と語りました。
30歳近くという女性は当初、「選挙に行かない」と述べていました。しかし公約を紹介すると「奨学金で若い人を応援したい。私が若い頃、お金がなくて夢をかなえられなかった」と話し、「よろしくお願いします」とメンバーに握手を求めてきました。(しんぶん赤旗 2020年6月5日)