赤嶺・田村貴昭・仁比氏ら参列
NGO「ペシャワール会」現地代表としてアフガニスタンで人道支援活動に尽力し、4日、銃撃されて亡くなった中村哲医師(73)の告別式が12月11日、福岡市内の斎場で営まれました。
会場の外まであふれる大勢の親交あった関係者らが参列し、沿道では講演や報道で活動に共感した市民が棺(ひつぎ)を見送りました。「平和には武力ではなく食料が必要」と危険を恐れず用水路建設、医療活動に奮闘した中村氏をしのびました。
日本共産党からは赤嶺政賢、田村貴昭両衆院議員、仁比聡平前参院議員、岡野隆県委員長が列席しました。
アフガニスタン戦争時、現地調査団に参加した赤嶺氏は「『自衛隊派兵が国際貢献だ』と声高に叫ばれているとき、人道支援とは、国際貢献とはこういうものだと示していただいた。憲法9条を持つ日本の国際貢献の在り方を氏の実践から学んだ」と語りました。田村氏は「氏が抱いていた、日本がアメリカの戦争に加担することへの危機感に改めて思いを巡らせた。博愛と献身にあふれた遺志を大切にしたい」と話しました。
「ペシャワール会」は来年1月25日、福岡市の西南学院大学で一般の方も参加できるお別れの会を開く予定。(しんぶん赤旗 2019年12月12日)