日本共産党国会議員団は11月19日、国会内で改憲問題対策法律家6団体連絡会と懇談し、国会の憲法審査会や「安倍改憲」をめぐる状況などについて意見交換しました。懇談では、野党共闘が安倍政権の改憲策動を阻止してきたことに確信を持ち、共闘の深化と運動の拡大をすすめることを確認しました。
同連絡会事務局長の大江京子弁護士は、安倍改憲を許さない「緊急声明」を手渡し、自民党4項目改憲案は、日本を「戦争できる国」につくりかえようとするところに本質があると強調しました。
日本共産党の穀田恵二国会対策委員長は、「野党は、審査会で実質的な審議をさせない、自民党の改憲4項目を提示させないことを共通の目標に掲げ、2年にわたって阻止してきた」と述べ、審査会における野党の共同のとりくみが安倍改憲阻止に重要な役割を果たしていると強調。また、今国会では、2人の主要閣僚の辞任や大学入試への英語民間試験導入の延期、安倍晋三首相主催「桜を見る会」の私物化問題など、安倍政権を追い詰めてきた野党のたたかいを報告。さらに攻勢的な追及で、「安倍改憲策動を許さない」と述べました。
懇談には、日本共産党の赤嶺政賢、塩川鉄也、本村伸子の各衆院議員、山下芳生、井上哲士、山添拓、吉良よし子の各参院議員が参加しました。(しんぶん赤旗 2019年11月22日)