日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は11月1日、10月31日の火災で正殿など7棟が焼けた那覇市の首里城を視察しました。視察後、赤嶺氏は「見るも無残で言葉がない。県民が見たらと思うと苦しい。県民には一緒に頑張ろうと声をかけたい。党派を超えて再建に取り組む。力を尽くしたい」と強い決意を語りました。
視察には、とぐち修・党沖縄県議団長、古堅茂治・党市議団長らも同行しました。現場に入る前、指定管理者の「沖縄美ら島財団」の花城良廣理事長が状況などを説明。寄付金の受け入れ態勢や首里城の今後の運営なども話題に上りました。
現場では、内閣府沖縄総合事務局総務部防災・危機管理課の宮城一正課長が案内しました。赤嶺氏らは奉神門をくぐり、御庭(うなー)と呼ばれる広場から、全焼した正殿などを視認。消防からも説明を受けました。
赤嶺氏は国会内の動きについて「今日は、(沖縄県選出・関係の国会議員が)超党派で衛藤晟一沖縄・北方担当相に申し入れをしている。沖縄の象徴である首里城の再建に取り組むという雰囲気がある」と述べました。
とぐち県議は「悲しみを乗り越えて心を一つにして復元に向けて立ち上がろうと県民に呼びかけたい。必ず首里城を復元する。県議会でも動きが始まっている。(国への)意見書など、何ができるか議論する」と力を込めました。(しんぶん赤旗 2019年11月2日)