「オール沖縄会議」は5月11日、沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前で県民大行動を行いました。海への土砂投入など辺野古米軍新基地建設を強行する安倍政権に、改めて新基地反対の民意を示すため「海は宝、命(ぬち)どぅ宝、参院議員もタカラ」と、オール沖縄のタカラ鉄美候補の参院選必勝を誓い合いました。
行動には約900人が結集しました。同会議共同代表の稲嶺進・前名護市長は、昨年の県知事選、今年2月の県民投票、4月の衆院沖縄3区補選で「われわれが勝ち抜いている。これが沖縄の民意だ」と強調。民意無視の日米両政府を厳しく批判し「7月の参院選でも民意を必ず示すために、頑張りましょう」と呼びかけました。
元琉球大法科大学院教授で憲法学者のタカラ氏は「辺野古(新基地)は絶対に造らせない。玉城デニー県政を国会の場から支え、翁長雄志前知事の遺志を受け継ぐことを誓う」と表明しました。
タカラ氏は安倍政権が狙う憲法改悪について「すごく憤りを感じる。沖縄の地方自治、暮らしや税金の使い方までも憲法につながっている。一番憲法を学ばなければならないのは安倍首相だと、国会で挑んでいきたい」と訴えました。
タカラ氏にバトンを託す糸数慶子参院議員、3区補選で勝利した屋良朝博衆院議員らも、新基地阻止や参院選勝利の決意を語りました。参加できなかった日本共産党の赤嶺政賢衆院議員からの連帯の言葉が紹介されました。(しんぶん赤旗 2019年5月12日)