衆院沖縄3区補選(9日告示、21日投票)での沖縄県名護市辺野古米軍新基地建設に反対する「オール沖縄」のヤラともひろ予定候補の必勝のため、日本共産党県委員会と党後援会は4月5日、沖縄市で決起集会を開きました。相手候補を追い抜くために、新基地問題や暮らしなどの大争点を鮮明にし、ヤラ氏を全有権者に浸透させる決意を固めました。
ヤラ氏は、元沖縄北方担当相の自民党候補が県民の民意を無視して新基地建設を強行する安倍政権の「パイプ」役を自負していると批判。「議席を渡してしまえば沖縄の未来が閉ざされてしまう」と述べ、「まだ私は追いかける立場。追い越して沖縄の民意をもう一度示したい」と訴えました。 鶴渕賢次県委員長代理は選挙情勢について「容易ならざる事態」だと繰り返し強調。3区の14市町村のうち12の首長が相手側で、基礎的力関係は上回り、取り組みを先行させて知名度で基礎票を固める作戦をとっていると説明しました。
鶴渕氏は、▽新基地を造らせない▽消費税10%への増税反対▽県政と力合わせて子どもの貧困の解決に向けて取り組む―などヤラ氏の掲げる政策を宣伝・対話で広げ、「勢いを示し、無党派層を獲得しよう」と呼びかけました。
赤嶺政賢県委員長(衆院議員)は、オール沖縄つぶしを狙う安倍政権の執念を「甘くみてはいけない」と語り、「気を引き締めてともに頑張ろう」と力を込めて訴えました。(しんぶん赤旗 2019年4月7日)