「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」は2日、沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で17回目の県民大行動を行い、1300人が参加しました。
前日の1日、玉城デニー知事と面談した安倍晋三首相は、かたくなに新基地建設を進める姿勢を示しました。参加者は口々に、安倍首相への怒り、日本の民主主義に対する危機感を訴えました。
女性(70)=那覇市=は「安倍政権を倒さないと、この問題は先に進めない。一つずつ選挙に立ち向かおう。屋良さん(沖縄衆院3区補選に立候補予定の屋良朝博さん)に期待している」と語りました。
集会では、屋良さんが登壇すると、拍手と大声援が起こりました。屋良さんは「沖縄は懸命に復興を勝ち取り、自由を求め、民主主義を一つひとつ勝ち取ってきた。これからも同じだ。4月21日の衆院3区補選は、何としても勝ち抜く決戦の時だ。ぜひパワーを貸してほしい」と訴えました。
オール沖縄会議の稲嶺進(前名護市長)、高良鉄美(琉球大学法科大学院教授)の両共同代表、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員らがあいさつしました。
同日、ゲート前で開かれた「障がい者辺野古のつどい」にも400人が参加し、「私たち障がい者は、戦争に結びつくあらゆる企てに反対する」とのアピールを採択しました。
翁長雄志前知事の妻、樹子(みきこ)さんが登壇し「夫がいたら、県民投票の結果を、どれだけ喜んだかと思う。みんなが一生懸命考えた結果に、県民みんなが勇気を得ました。さらにこの県民投票の結果をみんなで押し上げて、政府に認めさせるまで頑張ろう」と訴えました。(しんぶん赤旗 2019年3月3日)