日本共産党の赤嶺政賢衆院議員と党沖縄県議団は12月24日、同県宮古島市の陸上自衛隊ミサイル基地建設の問題で現地を視察しました。同基地建設工事が強行されているゴルフ場跡地や、弾薬庫建設予定地などの周辺住民の思いを聞きました。
赤嶺氏、渡久地修県議団長、西銘純恵、玉城武光の両県議らを上里樹党市議が案内し、上野野原(うえののばる)のゴルフ場跡地の工事現場の前で現状を説明しました。
周辺住民や「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」の人たちと懇談。市民から「当初の説明とは違い、憤っている」「工事の情報が届いてこない」との声が上がりました。
当初の説明にはなかった、ヘリが離着陸できるグラウンドや燃料庫などが、建設中のミサイル基地内に造られていることが、これまでに明らかになっています。
赤嶺氏は、自衛隊は攻撃的な性質を強めていると紹介。基地完成後も機能強化や米軍使用の危険性があると述べ「住民が反対の意思を示し続けて未来につなげていくことが重要。国会で取り上げ、共に頑張りたい」と表明しました。渡久地団長らも県議会での奮闘を約束しました。
弾薬庫建設予定地の保良(ぼら)鉱山の地元住民とも懇談。年配の男性は「基地がない方が地域は発展する。戦争とは縁のない日本であってほしい」と訴えました。
赤嶺氏らは23日には、同県石垣市の陸自ミサイル基地配備計画の問題で現地を視察しました。(しんぶん赤旗 2018年12月25日)