活動報告

辺野古新基地 国は対抗措置取り下げよ 沖縄選出野党議員が要請

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 沖縄県選出の野党国会議員で構成する「うりずんの会」は10月25日、防衛省を訪問し、沖縄防衛局が名護市辺野古の米軍新基地建設をめぐる県の埋め立て承認撤回に対抗して、行政不服審査法に基づく審査請求と執行停止を国交省に申し立てたことに強く抗議し、取り下げを要請しました。応対した岩屋毅防衛相は「国交省の判断を待つ」と述べて、基地建設に固執する姿勢を示しました。

 

 岩屋防衛相に手渡した申し入れ書ではこのほか、沖縄県との話し合いの場を設けること、米国政府に辺野古新基地建設反対の民意を伝えて再交渉するよう要求。新基地建設の是非が最大争点だった県知事選挙で玉城デニー氏が大差で勝利し、全国の世論調査でも辺野古新基地建設見直しが55%に上っていることを強調しています。

 

 会談後、参加した議員からは「怒り心頭だ。沖縄の民意を圧殺している」(社民党・照屋寛徳衆院議員)、「言葉だけはいつも『民意を重く受け止める』というがやっていることは真逆だ」(社大党・糸数慶子参院議員)と怒りの声が相次ぎました。

 

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は「県民の民意ははっきり示されている。沖縄県民どころか日本国民全体から孤立し破たんするところまで安倍政権を追い詰めたい」と語りました。(しんぶん赤旗 2018年10月26日)

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