沖縄県の県都・那覇の市長選が10月21日投開票され、同県名護市辺野古米軍新基地建設反対の「オール沖縄」で翁長雄志前知事の遺志を継ぐ、現職の城間幹子氏(67)の再選が確実となりました。同新基地反対を掲げて玉城デニー氏が圧勝した9月30日の知事選、その後のオール沖縄候補が初当選した豊見城(とみぐすく)市長選に続いて新基地ノーの沖縄の強固な民意を示す歴史的勝利です。
選挙中に城間氏は辺野古新基地反対を強調し、デニー県政を支え、連携することを表明。子育て、子どもの貧困対策、教育、文化、中小企業振興の施策の拡充などを示し、翁長前知事が掲げた「平和で誇りある豊かな沖縄」を、那覇市からも築くと訴えました。
デニー新知事が安倍晋三首相らと面会し、知事選で示された民意を伝えて対話による解決を求めましたが、安倍政権は17日、県が新基地建設を止めるために行った埋め立て承認撤回の効力停止を求める暴挙に出ました。
安倍政権の暴挙にオール沖縄勢力だけでなく他の保守や無党派層まで怒りが広がり、城間氏の勝利で改めて安倍政権に審判を下そうと、結集を呼びかけて猛奮闘しました。(しんぶん赤旗 2018年10月22日)