翁長氏遺志継ぎ 辺野古新基地必ず止める
最終盤を迎える沖縄県知事選(30日投票)で、名護市辺野古での米軍新基地を絶対に造らせないという翁長雄志知事の遺志を継ぐ「オール沖縄」の玉城デニー候補の必勝に向けて9月22日、「うまんちゅ大集会」が那覇市・新都心公園で開かれました。断続的に雨が降る中、8000人の参加者は、国家権力総動員の相手候補に打ち勝ち、何としてもデニー候補を勝利させようと誓い合いました。 (玉城デニー候補の訴え要旨)
デニー候補は「翁長知事は平和と経済を両立させるとおっしゃっていた。私たちは平和を希求する行動、理念を決してやめてはいけない。辺野古新基地建設はその理念と真っ向相反するものです。辺野古に新しい基地は絶対に造らせない」と揺るぎない決意をみなぎらせました。さらに、「普天間(基地)は閉鎖・返還です。戦争で奪われた土地は沖縄県民に返すべきです」とし、「日本政府から、アメリカから、沖縄をウチナーンチュ(沖縄県民)の手に取り戻す」と訴えました。
「ヌチカジリチバラナヤーサイ(命の限り頑張りましょう)」との翁長知事の肉声音声が流され、デニー候補が「ウチナーグスーヨー(県民の皆さん)、マキテェーナイビランドー(負けてはいけません)」と声を響かせると、瞬く間に「デニー」コールと拍手に包まれました。
集会には、翁長知事の妻・翁長樹子(みきこ)さんが参加。何度も言葉を詰まらせながら、懸命に声を絞り出してデニー候補の勝利を訴えました。 (翁長樹子さんの訴え)
「うまんちゅ大集会」では、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員ら沖縄選出議員が紹介されたほか、共産党の小池晃書記局長、立憲民主党の福山哲郎幹事長、社民党の福島瑞穂副代表、自由党の森ゆうこ幹事長代理ら野党国会議員も参加し、一緒にがんばろうを三唱しました。(しんぶん赤旗 2018年9月23日)