30日投票の沖縄県知事選での玉城デニー候補の勝利に向け、全国革新懇と沖縄革新懇は9月21日、那覇市で交流決起集会を開きました。沖縄革新懇の仲山忠克代表世話人(弁護士)は全国からの参加者を前に「安倍政権との対決であり日本の未来がかかっている。国家ぐるみ、企業・団体ぐるみの相手候補をはね返し、辺野古に基地を造らせないという翁長県政を引き継ごう」と訴えました。
玉城デニー選対本部長の仲里利信前衆院議員は「翁長県政になって沖縄県の経済は豊かになっている。全ての基地が返還されれば県内GDP(総生産)は2倍になる。勝利のために頑張ろう」と力を込めました。
「新しい風・にぬふぁぶし」の金城徹共同代表(元那覇市議会議長)は「故・翁長知事は、保守と革新が手を取り合って基地問題を解決しようと訴えた。その努力をここで途切れさせるわけにはいかない」と奮闘を呼びかけました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は「普天間基地の補修工事を容認し、基地の固定化・強化に手を貸してきた相手候補には絶対に負けられない」と強調しました。
東京から駆け付けた政治学者の五十嵐仁さんは「辺野古新基地建設を認めるわけにはいかない。命の限りを尽くした翁長さんの遺志を継ぐデニーさんの勝利を何としても」と語り、全労連の小田川義和議長が「デニーさんの勝利のため、残りのたたかいを全力で頑張りたい」と述べると、大きな拍手が起こりました。
全国革新懇から牧野富夫代表世話人(日本大学名誉教授)が出席。沖縄県統一連の瀬長和男事務局長が情勢を報告しました。全国の参加者からの決意表明が行われました。(しんぶん赤旗 2018年9月22日)