「オール沖縄」の候補として沖縄県宜野湾市長選(23日告示、30日投票)に立候補しているナカニシ春雅候補(57)は9月11日、市内で政策発表を行いました。「全ての児童生徒が安心して学べる教育環境づくりを最優先に進めます」など七つの基本政策を明らかにしました。
ナカニシ候補は、保護者らが保育園と小学校に部品や窓を落下させた米軍ヘリの飛行停止を訴えたにもかかわらず、佐喜真淳前市長(知事候補)の本気度が全く伝わってこなかったと指摘。「(市長選は)市政を変えていくチャンス」だと述べました。
「宜野湾市平和な空を守る条例」制定▽翁長雄志知事の遺志を継承し、「建白書」の理念に基づき、辺野古新基地建設に反対▽保育、学校給食費、中学生までの医療費の窓口での無料化―の政策を紹介。普天間基地の早期返還について、「2019年2月の運用停止が約束されている。日本政府が守るだけの話だから、私は強く求めていく」と語りました。
同日投票の知事選に立候補する玉城デニー氏の選挙母体「ひやみかち・うまんちゅの会」の照屋大河県議は、知事選と同市長選をセットでたたかうとし、「双方が力を合わせながら、勝利に結び付けられるよう、力強く取り組む」と表明しました。
ナカニシ候補の選挙母体「誇りある豊かさを!宜野湾うまんちゅの会」の新垣清涼会長(県議)、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、与党県議、市民団体の代表らが同席しました。(しんぶん赤旗 2018年9月12日)