沖縄統一地方選が8月28日、始まり、全県に先駆けて北谷(ちゃたん)町議選(定数19、立候補22人)が告示(9月2日投票)されました。総面積の半分以上を米軍基地が占める同町。日本共産党の宮里あゆみ(39)=現=、新垣ちあき(42)=新=の両候補は、赤嶺政賢衆院議員の応援も受け、翁長知事の遺志を引き継いで辺野古新基地建設を許さず、「爆音も基地被害もない平和な北谷を」とそれぞれ第一声を上げました。
3期目を目指す宮里候補は「辺野古新基地は、みんなが翁長知事になったつもりで心を一つにすれば必ず断念させられる。知事選の前哨戦となる町議選での党2議席で、オール沖縄を前進させましょう」と呼びかけました。
新垣候補は「普天間基地所属の米軍ヘリの窓と部品が小学校と保育園に落ちた。危険の中で子育てはできない。北谷から平和を訴えるみなさんの力を託してほしい」と訴えました。
赤嶺議員は「翁長知事は最後の記者会見で“対米従属があまりにもひどすぎる日本でいいのか。こんな政治は変わらなければいけないし、必ず変わる”と辺野古の埋め立て承認の撤回を表明した。その遺志を引き継ぐオール沖縄を強くしよう」と力を込めました。
西銘純恵、比嘉瑞己の両県議も応援に駆け付けました。
統一地方選は、9月2日には辺野古への米軍新基地建設が狙われる名護市や、普天間基地を抱える宜野湾市など5市の市議選が告示(9日投票)されるなど、県知事選(9月13日告示、30日投票)の動向も左右する選挙戦となります。日本共産党は16市町村で2議席増の24議席を目指します。(しんぶん赤旗 2018年8月29日)