日本共産党名誉幹部会委員で元衆院議員の古堅実吉(ぶるげん・さねよし)さん(88)が沖縄県功労者を受賞したことを祝う会が5月19日、那覇市で開かれ、赤嶺政賢党県委員長・衆院議員は「平和と社会進歩を目指す一筋の道を歩み続けてきた古堅さんの姿は、多くの県民を励まし、沖縄の戦後史に大きな足跡を残してきた」と功績をたたえました。
古堅さんは、琉球政府時代に立法院議員として米軍施政権下の自治権確立と本土復帰の実現に尽力。復帰後は県議会議員、県議会副議長、衆院議員と長年にわたり県の振興・発展、県民福祉の向上に貢献しました。昨年11月、県功労者として表彰されました。
会発起人を代表して赤嶺氏は、古堅さんの受賞は「私たちの誇り」と強調し、渡久地修党県議団長は「翁長知事から表彰を受けたことは二重の喜び」と乾杯の音頭を取りました。新里米吉県議会議長は80歳を超えてもたたかいの現場に顔を出す古堅さんを、政治に携わる者として模範にしたいと述べました。
宮果政秋県日本共産党後援会共同代表、阿波根昌秀弁護士、大城郁男安田郷友会会長らもお祝いの言葉を贈り、安田郷友会の赤嶺路子さんが「かぎやで風」など琉球舞踊を披露しました。
古堅さんは「再び沖縄戦のようないくさに進む道を許してはならんと、がんばり抜いてきたつもりです」と自身の歩みを振り返り、11月の知事選を勝ち抜いて「日米両政府の沖縄への許し難い押し付けをはね返していく大きな一歩にしたい」と決意。祝う会のお礼を述べました。(しんぶん赤旗 2018年5月23日)