日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は5月12日、沖縄県石垣市で国政報告会を開きました。安倍政権打倒に向けて協力を強める野党共闘、同県名護市辺野古新基地に反対する「オール沖縄」の価値を改めて示し、「新基地を造らせず石垣に自衛隊ミサイル基地を配備させないため、平和の心を一つにがんばりぬこう」と呼びかけました。
日本共産党の井上美智子市議も、石垣島の陸上自衛隊ミサイル基地配備計画をめぐる現情勢を報告しました。
中山義隆市長が一昨年12月、同基地配備に向けた手続きの開始を「了承する」と表明。配備候補地を提示している防衛省は今年4月、配備にかかわる調査などの入札公告を行いたいと市に伝えました。
市は今月16日に住民との意見交換会を開きます。井上氏は候補地周辺4地区の配備反対決議を示し、「市長が一番聞き入れないといけない声だ。これを無視して進めることは絶対にあってはならない」と訴えました。
基地配備阻止と9月の沖縄統一地方選で2期目を勝ち取るため、井上氏は「これからもみなさんとしっかりと力を合わせてがんばっていきたい」と決意を述べました。
赤嶺氏は、安倍政権の憲法改悪の策動を許さないためには、来年の参院選で本気の野党共闘の実現が重要と強調。オール沖縄の実現で全国が励まされて野党共闘が進んだことを示し、沖縄統一地方選や沖縄県知事選の勝利によって、「もう一度その流れをつくろう」と訴えました。(しんぶん赤旗 2018年5月14日)