沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前で4月28日、「4・28県民屈辱の日を忘れない県民集会」(同実行委員会主催)が開かれ、1500人が参加しました。
この日は、うるま市の当時20歳だった女性会社員が元海兵隊員に殺害されてちょうど2年にあたります。集会は、犠牲になった女性の追悼を行いました。
高良鉄美琉球大学大学院教授は「1分間の黙とうの間、本当に屈辱と悲しみを感じた」と語りました。
沖縄が日本から切り離された66年前も、72%の反対署名を無視されたことに触れ「今も県民の民意を押し切って辺野古新基地が建設されている。4・28に屈辱を感じる張本人は国なのに、その国が何も感じずに新たな基地を造る。これ以上の屈辱はない」と批判しました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は「南北朝鮮が非核化と平和体制の構築で合意したことが日米安保条約やサンフランシスコ体制に影響を与え、県民のたたかいを後押ししている」とし「安倍内閣の支持率も3割に落ちた。暴走政治は終わりにしよう」と訴えました。
照屋寛徳衆院議員、糸数慶子、伊波洋一の両参院議員があいさつし、玉城デニー衆院議員がメッセージを寄せました。
集中座り込み行動の最終日でもあるこの日、工事車両の搬入はありませんでした。行動日の6日間に搬入された工事車両は1068台。1週間前の6日間の1693より約600台少ない数でした。(しんぶん赤旗 2018年4月29日)