活動報告

沖縄・高江にヘリパッドいらない 使用中止・撤去求める 住民の会など 防衛省に要請

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 沖縄県東村高江で米海兵隊オスプレイのヘリパッド(着陸帯)建設に反対する「ヘリパッドいらない住民の会」と「島ぐるみ会議東」は11月29日、同地で10月に発生した大型輸送ヘリCH53の炎上事故を受け、国会内で防衛省に対して、事故の再発防止やヘリパッドの使用中止・撤去を求める要請書を手渡し抗議しました。同県選出の野党国会議員でつくる「うりずんの会」から赤嶺政賢、照屋寛徳、玉城デニー各衆院議員と、糸数慶子、伊波洋一両参院議員が同席しました。

 要請書は、事故について「米軍が訓練を続ける限り、同じことが起こるであろうことは明確」と指摘し、沖縄の「負担軽減」を口実にヘリパッド建設工事を強行した政府の姿勢を批判。原因究明もされないまま、炎上事故後わずか1週間で飛行訓練再開を政府が追認したことにもふれ「住民の命を軽視する行動に憤りを覚える」「住民の命を守るどころか犠牲にしている」と表明しています。

 赤嶺、照屋両氏は、米軍に特権を与えている日米地位協定が壁となり、事故現場で日本側が十分な調査を行えなかったと指摘。事故機の機体に放射性物質が使用されていることにふれ、米側が回収した土壌の調査結果の公表を求めるよう迫りました。島ぐるみ会議東の當山全伸(とうやま・まさのぶ)共同代表は「『自分の家に落ちるんじゃないか』と恐怖のなか生活している」と窮状を訴え、航空機の飛行中止を米側に求めるよう訴えました。

 防衛省の担当者は「ご意見を踏まえ米側に強く求めていきたい」などと答えました。(しんぶん赤旗 2017年11月30日)

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