活動報告

「オール沖縄」の総力結集しあかみね候補必勝を 那覇 志位委員長が訴え

 

 「オール沖縄」の民意を再び示そう―。日本共産党の志位和夫委員長は10月18日、日本と沖縄の命運がかかった総選挙(22日投開票)で、「オール沖縄」4候補全員の当選、沖縄1区の、あかみね政賢候補の必勝をめざして、那覇市の県庁前で街頭演説を行いました。「沖縄1区は、文字通り一票一票を争う大激戦です」「『沖縄の心』を国会に届け続けてきた、あかみねさんを、どうか激戦を勝ち抜かせて押し上げてください」と熱く訴え。翁長雄志県知事ら党派を超えた弁士が次々に「1区であかみねさんを必ず」と応援するなど、必勝へ熱気に包まれました。

 あかみね氏の必勝をと「オール沖縄」の政治家が勢ぞろいし、伊波洋一、糸数慶子両参院議員、城間幹子那覇市長、金城徹・「新しい風・にぬふぁぶし(北極星)」共同代表、あかみね選対の高里鈴代共同代表も訴え。稲嶺進名護市長がメッセージを寄せ、社民党沖縄県連の照屋大河委員長が駆けつけました。

 翁長知事は「沖縄の民意を突き付けるために力を合わせて頑張ろう」と力強く連帯を表明しました。

 

 

 あかみね候補は「『オール沖縄』全員勝利へ必ず勝ち抜く。新基地反対の意思を私に託して下さい」「憲法9条を次の世代に無傷で手渡す。沖縄に生まれた政治家の使命として頑張る」と訴えました。

 志位氏は「沖縄の置かれた現実を生々しく告発し、政府を鋭く追及する、あかみねさんの国会質問は、沖縄と本土の連帯の絆を強める大きな力となってきました。共産党だけでなく、沖縄県民にとっての『宝の議席』です」と必勝を訴えました。

 志位氏は、党派の違いを超えて、▽辺野古新基地ストップ、基地のない平和な沖縄を▽翁長知事とともに暮らしを守る政治を築こう▽憲法9条を守り、9条を生かした日本を―県民の切実な三つの願いを、こぞって、あかみね氏に託してほしいと訴えました。

 

 

 東村高江での米軍ヘリの炎上・大破事故について、ヘリパッド建設強行が招いたものだと告発。ヘリパッド建設により民間地上空での訓練が異常に激化したことなどを示し、「『負担軽減』を口にしながら、『負担強化』を県民に押し付ける―まやかしで県民を愚弄する安倍政権に、あかみねさんへの一票で退場の審判を下そう」と呼びかけました。

 志位氏は、「まやかし」の最悪のあらわれが辺野古新基地だと指摘。政府が、翁長知事の断固とした姿勢と県民のたたかいを恐れ、無法工事をごり押しできないでいるとして、総選挙での審判が決定的に重要だと強調し、次のように訴えました。

 「県民のなかに脈々と流れる『不屈』の精神は『勝つ方法は諦めないこと』―このスローガンは、翁長さんを先頭とした『オール沖縄』のたたかいに引き継がれています。あかみねさん勝利、「オール沖縄」の4人の全員勝利で、辺野古新基地建設を中止せよ―県民の断固たる意思を日米両政府に突きつけよう」

 さらに志位氏は、消費税10%大増税について、低所得者や観光業に大打撃となる最悪の「沖縄経済破壊税」だと批判しました。

 安倍9条改憲への審判を訴えた志位氏は、「凄惨(せいさん)な沖縄戦、米軍による無法な占領支配を体験した県民が求めたものは、平和憲法への復帰でした」と語り、「この本土復帰の原点を根本から突き崩す憲法9条改定―『海外で戦争する国づくり』の道を断固拒否しよう」と呼びかけました。

 最後に志位氏は、「オール沖縄」こそが、全国に広がった市民と野党の共闘の「源流」であり、全国の共闘を前に進めるかけがえのない力だと力説。2014年の名護市長選と県知事選、総選挙を通じて、立場の違いを超えて互いにリスペクトの精神をもち、大義のもとに結束する大切さを沖縄のたたかいから学んだと語り、「『オール沖縄』がさらに発展することは、沖縄の前途を開き、日本の未来を開くことになります」「最後まで頑張りぬいたものが勝利をつかめます。どうか、あかみねさんへのご支持を広げに広げ、必ず押し上げてください」と訴え、聴衆は歓声や指笛、大きな拍手で応えました。(しんぶん赤旗 2017年10月19日)

 

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