那覇市議選が7月9日投開票され、日本共産党は前回当選から1増の7人全員当選で躍進を果たしました。1997年以来の7議席獲得で、議席占有率は過去最高の17・5%に前進しました。
来年の知事選での県政奪還を掲げ、自民党が14人を立てた今回の市議選。自民党県連は、安倍内閣への激しい国民の怒りにも“那覇市議選にはあまり影響はない”と平静を装い、「10人近くはいける」と口にしていましたが、現職を含む7人が落選。“公明党と自民系無所属を入れて過半数を”というもくろみは失敗し、都議選に続いて安倍政権と自民党に厳しい審判が下される結果になりました。
「オール沖縄」の前進のために1議席増をめざした日本共産党に対し、他党陣営から“共産党7人は無理”などの攻撃が激しく行われましたが、「沖縄の民意を踏みにじり、辺野古新基地を押し付ける安倍政権にノーの審判を」「都議選に続こう」の訴えが市民の幅広い共感を呼び、「今まで自民党に入れてきたが共産党に入れる」などの変化が生まれました。
一夜明けた10日、日本共産党は県庁前で、赤嶺政賢県委員長・衆院議員らと、当選した7氏がそろって、選挙結果の報告と公約実現への決意を訴えました。