7月2日告示(9日投票)の那覇市議選勝利をめざす日本共産党は17、18両日、山下芳生副委員長を同市に迎え、市議選7候補の地域ごとに決起集会や演説会などを開いています。山下氏は17日、フルゲン茂治、ワク川朝渉、上原やすおの各予定候補らの地域を駆げめぐり、全員勝利を訴えました。赤嶺政賢衆院議員も全会場であいさつしました。
山下氏は、国民の不安の声に全くこたえることができず、追い詰められた末の「共謀罪」強行や加計学園疑惑など、暴挙を繰り返す安倍自公政権と維新に審判を下す市議選の意義を強調。新基地建設ノーの座り込みが続く名護市辺野古のテントに掲げられた「勝つ方法はあきらめないこと」のスローガンのように、沖縄県民の不屈のたたかいに全国の連帯が改めて広がっていることを紹介しながら、翁長雄志知事とともに、辺野古新基地は造らせないとの立場の城間幹子市政を支える党市議団を伸ばし、「全国に沖縄の新基地ノーの声をとどろかせてほしい」と力を込めました。
首里地域の決起集会では、初めてフルゲン予定候補を応援する地元自治会の元会長らが激励のあいさつ。同予定候補は、党市議団躍進で「城間市政を支え、子や孫が安心して暮らせる那覇の街と、沖縄を切りひらこう」と訴えました。
小禄地域では、ワク川予定候補が、議会で基地返還跡地が経済をリードした事実を示し、翁長市長(当時)も理解を示すようになったと紹介。会社社長が「共産党勝利で自衛隊基地も那覇軍港も返還を」と呼びかけました。
真和志地域で開かれた演説会で上原予定候補は、「共謀罪」法強行に抗議し、那覇市議選を「安倍退陣の第一歩に」と決意を語りました。赤嶺氏は「オール沖縄の新しい担い手として上原さんを押し上げよう」と訴えました。(しんぶん赤旗 2017年6月18日)