「沖縄県民の意思尊重と、基地の押し付け撤回を求める」全国統一署名の国会提出集会が3月9日、衆院第1議員会館で行われ、第1次分として121万2281人分の署名が提出されました。提出したのは、基地の県内移設に反対する県民会議、「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会の3団体です。
総がかり実行委員会の福山真劫共同代表があいさつし、「安倍政権は民意を無視して米軍新基地建設を強行している。本気で沖縄と連帯しよう」と呼びかけ、ジャーナリストの鎌田慧さんは、「沖縄に対して無関心でいることは私たちを危険にすることだ」と述べ、連帯を訴えました。
民進党の近藤昭一副代表、日本共産党の志位和夫委員長、自由党の玉城デニー幹事長、「沖縄の風」の糸数慶子、伊波洋一両参院議員があいさつ。「沖縄は希望です。必ずこの運動は歴史的に評価される」(糸数氏)。「沖縄への弾圧状態を変えるために、野党と一緒に共闘していく」(近藤氏)とのべました。赤嶺政賢衆院議員も出席しました。
志位氏は、沖縄訪問にふれ、政府は既成事実をつくり県民が諦めることをねらっているが、オール沖縄は“勝つ方法は諦めないこと”と明るく強く頑張っていることを紹介。「本土のわれわれがどれだけ県民と心をひとつに頑張れるかが問われています。共産党も党をあげて署名などに取り組みたい。野党共闘に沖縄の問題を位置づけ、前向きな共闘の一致点をつくりスクラムを広げたい」と語りました。(しんぶん赤旗 2017年3月10日)