2月5日告示(12日投票)の沖縄県浦添(うらそえ)市議選で議席増に挑む日本共産党のニシメ健(35)=現=、伊礼ゆうき(34)=現=、タバタ翔吾(30)=新=の3候補が28、29日にそれぞれ、総決起集会を開きました。赤嶺政賢衆院議員が駆けつけ必勝を訴えました。
選挙は定数27に40人ほどが立候補を予定する多数激戦の様相です。同時に行われる市長選で元市議の又吉ケンタロウ候補(42)=新=を勝利させると共に、議案提案権を得られる3議席への党躍進で「オール沖縄」を発展させて安倍政権いいなりの現市政を変え、辺野古新基地建設ストップ、オスプレイ撤去、浦添新軍港建設反対の民意を示そうと決意を固め合いました。
ニシメ候補の集会では「生活相談で親身に援助していただいた」「市に何度も働きかけ、積み重ねで地域が良くなっている」など〝地元弁士〟7氏がエール。ニシメ候補は「議会で那覇軍港の浦添移設問題を訴えてきたが、市長はなぜ公約を破ったのか全く説明しない」と市政の転換を主張。「8時間働けば、普通の暮らしができる浦添市を」と訴えました。
子育て真っ最中の伊礼候補の集会には子連れのママたちが「市民のことを深く考えてくれる伊礼さんに会って希望をもてた」と応援に駆けつけました。伊礼候補は、国保税が急に上がって払えなくなり自殺まで考えたという若い男性の悲痛な声を紹介し、「暮らしと命を脅かす市政を変え、国保税の引き下げや子育て支援に力を尽くす」と訴えました。
新人のタバタ候補の集会では地域の主婦や青年らが「さわやかで正義感の強い人。ぜひ議会に送りだしたい」と激励。タバタ候補は、上司に暴言をあびせられる、仕事が増えても賃金が上がらないといった自身の体験や友人の働かされ方にふれ、「若者を使い捨てにする社会を変え、全ての働く人たちが夢や希望を持てる政治をつくる」と訴えました。(しんぶん赤旗 2017年1月31日)