沖縄県選出の赤嶺政賢(共産)、玉城デニー(自由)、照屋寛徳(社民)、仲里利信(無所属)の各衆院議員、糸数慶子(沖縄の風)、伊波洋一(同)の両参院議員が1月23日、同県うるま市の伊計島の農道に米海兵隊普天間基地(宜野湾市)所属のAH1Z攻撃ヘリが不時着(20日)した問題などについて、国会内で防衛省に抗議文を提出しました。
抗議文は、不時着した現場は集落から1キロメートル、ホテルまで約600メートルだったと指摘。それにもかかわらず米軍が原因も明らかにしないまま翌日には帰還させたことについて、昨年12月のオスプレイ墜落事故とあわせて「相次ぐ事故に関し、住民の安全・安心よりも米軍の運用を優先する政府の姿勢は言語道断だ」と批判しました。その上で、▽オスプレイの撤退▽民間住宅地上空でのつりさげ訓練と低空飛行訓練の中止▽不平等・不公平な日米地位協定を抜本的に改定すること―の3点を求めました。
同省の小林鷹之政務官は、現場周辺の被害については「確認中だ」としたうえで「地元に大きな不安を与えるもので非常に遺憾に思う」と述べ、「米側に対し安全管理の徹底に万全を期すよう強く求めていきたい」と語りました。(しんぶん赤旗 2017年1月24日)