沖縄県宮古島市への陸上自衛隊配備に反対する「宮古島平和集会」が11月20日、同市で開かれました。大雨が降る中、約300人が参加し、「新たな自衛隊基地建設を許さず、子どもたちに平和な未来を残そう」と配備計画を撤回させる運動をさらに広げていく決意を固めあいました。
赤嶺政賢、照屋寛徳、玉城デニー、仲里利信各衆院議員と糸数慶子参院議員の「オール沖縄」の国会議員が顔をそろえ、国会でも配備撤回に全力で取り組むと連帯あいさつしました。伊波洋一参院議員は秘書が代理参加。
赤嶺氏は「政府は配備の口実に中国の脅威をいうが、紛争は話し合いで解決すると憲法で決めたはずだ」と強調しました。
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配備候補地に隣接する福山、千代田、野原の3自治会の代表がそれぞれ「自衛隊基地が建設されれば騒音で生活環境が悪化し、基地被害の苦しみが続く」と反対を表明。県選出の全国会議員あての配備阻止を求める要請文を手渡しました。
名護市辺野古在住で新基地反対の座り込みを続ける女性(87)も参加。血の混じった泥水を飲んで生き延びた沖縄戦の体験を語り「子どもたちに自分たちが歩んできた道を二度と歩ませてはならない。軍は住民を守らない。基地を置けば戦争が来る。沖縄のどこにも基地を置いてはいけない」と訴えました。
配備反対に取り組む各団体も決意表明。集会後、市内をデモ行進しました。(しんぶん赤旗 2016年11月21)