活動報告

高江での違法行為告発  市民ら140人  省庁を追及  参院議員会館

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 沖縄県の国頭(くにがみ)郡東村、国頭村に広がる米軍北部訓練場で日米両政府が強行している米軍ヘリパッド建設に反対し、工事現場での沖縄防衛局などの違法行為についての交渉が11月2日、参議院議員会館で行われました。FoEジャパン、美ら海にもやんばるにも基地はいらない市民の会がよびかけ、140人が参加しました。

 

 防衛省、警察庁、国土交通省の担当者が出席しました。

 

 工事用の砂利を搬入する車両による最大積載量の不表示などの違法改造車両の運行について防衛省担当者は「違法とは認識していない」と答弁。

 

 市民が10月14日に陸運局に告発するまで、多数の職員が配置されながら改善の指示、摘発をなぜ放置してきたのか、との指摘に防衛省担当者は「稲田大臣が受注者に是正を指示した」と繰り返すだけでした。

 

 警察庁の指示による沖縄県警への全国からの「100人増員」について同庁警備課の担当者は「沖縄県警の警察官として採用するための政令、条例改正の手続きをしている」と認めました。

 

 自衛隊ヘリによる重機輸送の航空法違反、工事用道路の工事終了後の現状回復などについてもあいまいな回答に終始しました。

 

 交渉に先立つ集会では、沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんらが「安倍首相が年内完了を言明して以降、違法な工事がすごい勢いで強行されている」と告発。三重県から参加した女性(25)は「回答はしどろもどろで住民の気持ちなど理解していない。高江にかけつけて建設を断念させたい」と話しました。

 

 集会には日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、自由党の玉城デニー衆院議員、社民党の福島瑞穂参院議員が参加しました。(しんぶん赤旗 2016年11月3日)

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