活動報告

権力・暴力に屈せぬ 沖縄 高江も辺野古も新基地ノー 名護市民集会が宣言

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 「今こそ、当事者の声を! 辺野古新基地を絶対つくらせない」名護市民集会が10月29日、きれいな大浦湾をのぞむ瀬嵩(せだけ)の浜で開かれました。350人が参加し「政府の押しつけてくる不義に決して屈せず、辺野古にも高江にも、新基地は絶対造らせない決意を改めて宣言する」との宣言文を拍手で採択しました。

 

 「島ぐるみ会議名護」共同代表の稲嶺進名護市長が主催者あいさつし、「辺野古の海に基地は造らせない、との県民の思いをおしつぶす日本政府の異常さは、もうこれ以上がまんできない。絶対に造らせないと確認する集会。一緒に頑張りましょう」と訴えると大きな拍手が湧きました。

 

 「辺野古・大浦湾に新基地つくらせない二見以北住民の会」会長の松田藤子さん、「ヘリ基地反対協議会」事務局次長の仲本興真さん、地元の若者として琉球大学学生の渡具知武龍さんが決意表明しました。渡具知さんは「権力にも暴力にも屈しない我々の団結した力をみせつけましょう」と呼びかけました。

 

 参加した日本共産党の赤嶺政賢、自由党の玉城デニー両衆院議員と、伊波洋一参院議員が紹介されました。

 

暴言と工事強行抗議

 

 沖縄県東村高江では29日、「集中行動日」として午前8時前から大勢の県民が集まり、安倍政権が強行するオスプレイパッド建設工事に非暴力で抗議・阻止行動を展開。正午からの「機動隊による沖縄を侮辱する暴言を許さない緊急集会」では400人(主催者発表)が「機動隊は出ていけ」「違法、無法な工事はやめろ」とこぶしを突き上げました。

 

 緊急集会では、「やんばるの森にヘリパッドいらない住民の会」の宮城勝己さんらがあいさつしました。

 

 年内完成を指示した安倍政権を倒すためにも、この2カ月間が大事な局面で、現地に結集する人たちを増やそうとの訴えが続きました。

 

 沖縄環境ネットワークの花輪伸一さんらからは、「ヤンバルは地球上ここだけという貴重な自然、多様な生物相が維持されている。世界自然遺産に登録できるほど。それを壊すのは許されない」との発言がありました。(しんぶん赤旗 2016年10月30日)

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