沖縄県の米軍北部訓練場(東村、国頭村)で強行されているオスプレイパッド(着陸帯)建設工事の中止を求める「集中行動」が10月22日、東村高江のN1ゲート前で行われました。
午前6時から抗議集会が始まり、時間を追うごとに参加者が膨れ上がり熱気に包まれました。21日に名護署から取り調べを受けた女性(87)が駆けつけました。
糸満市から月2回、個人で参加している男性(73)は「ますます安倍晋三政権の暴力が強まっています。年内の着陸帯造りをなんとしても阻止したい」といいます。
埼玉、神奈川、宮城の自由法曹団11人は、安倍政権と最前線でたたかう高江の現状を見て、活動の糧にしようと参加しました。初めて高江を訪れた埼玉の女性弁護士は、市民の行動に対し大量の機動隊が動員されているという発想がおかしいと指摘し、「高江の状況を知らせ、全国的に広げたい」と話しました。
連帯あいさつした日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、機動隊員による「土人」発言について、日本のアジア侵略と同じ感覚で沖縄を荒らしまわっている延長線上で出たものと指摘。直ちに機動隊が沖縄から引き揚げるよう求めるとともに、暴言は安倍首相が沖縄県民の人格と尊厳を踏みつぶしてきた結果だと糾弾していこう、と呼びかけました。(しんぶん赤旗 2016年10月23日)